2018年3月5日月曜日

拾い読み日記 27


 あたたかいけれど雨風が強く、どことなく落ち着つかない日だった。今日も製本の続き。種類が多いのでなかなか終わらない。すこし疲れて、穴を空ける箇所をまちがえたりした。作業はまた明日にする。
 
 那覇での展示が近づいてきたので、ちょっとあせりはじめている。確定申告もまだやっていない。手帳を開いたり閉じたりして予定の調整ばかりしている。じわじわと、遅れている。

 こういうときは宇宙の本を読むのがいいだろうと思って、『からだは星からできている』(佐治晴夫)を手にした。タイトルに惹かれて買った本。宇宙のこと、人間のこと、生きること、死ぬこと。やさしい語り口で読みやすい。ときどき、宮沢賢治を思いながら読む。
 
「そして、私たちが一生を終えた時、私たちの体を構成していたすべての物質たちは、再び小さな粒子となって地球に戻り、数十億年後に、太陽が地球をのみ込むほどに大きく膨張すると、宇宙の霧となって、宇宙に戻ることになります。
 私たちの存在は、このような広大無辺な宇宙進化の中の、物質循環のひとこまだということなのです。」