2015年1月23日金曜日

言葉と歌の往復書簡




寒い日がつづいています。

一昨日の夜、眠るまえになにかよみたい、と思って、ふとんの中から手を伸ばして、杉浦明平編『立原道造詩集』(岩波文庫)をなんとなく手にとって、開いてみました。詩をすこしよんで、それから、編者による解説を。あとがきや解説がよみたくて、その本を買うこともあります。

「明平は現実、現実というけど、明平とぼくとが今ここでこうして論じ合っているのが現実なんだろうか。二人が立って争っていることそのものが幻影にすぎないのじゃなかろうか。そうでないと、どのようにして証明できるんだ」

ある夕ぐれ、立原道造が友人の明平さんにいった言葉を、だれかにぶつけてみたいような。今、ここで、こうしているのは、現実なんだろうか、と。

一月は、そんなふうにして過ぎていきます。

さて、来月のお知らせです。

「真冬の陽だまりライブ、言葉と歌の往復書簡をソラで。」
「惑星のかぞえかた」の歌と、わたしがえらんだ言葉を、あわせて聞いてください。
Thursday coffee standのデザート珈琲と、SUNNY BOY BOOKSの本もいっしょに。撮影は和久井幸一さん。
企画されたのは、美肌室ソラの舘山さんです。
石坂さんと対話もします。聞いてみたいことが、いろいろあります。
石坂さんのつくる音楽が、とてもすきです。曲をくりかえし聞いて、言葉をえらびました。歌が、詩が、どんなふうに聞こえるのか、たのしみです。とてもどきどきしています。
2月15日(日)14時からです。くわしくは、こちらをご覧ください。

来月は、ananas pressとして、サンフランシスコで開催されるThe CODEX Foundation Book Fairに参加してきます。こちらも、どきどき。aさんの足をひっぱらないように、がんばりたいです。どんな人に、本に、会えるのでしょうか。

なんだか、胸がくるしい毎日です。


追伸 黒い月も、今日はほんのり白くみえました