2010年6月2日水曜日

旅の栞 栞の旅





7月半ばに「旅の栞」という、古本+活版イベントに参加します。早稲田のCAT'S CRADLEにて。栞を活版印刷で作ります。(くわしくは近づきましたらお知らせいたします。)


そんなわけで、このところずっと栞のことが頭のすみっこにあるのですが、そしたら先日、朝日新聞の「天声人語」で、近江砂人のこんな川柳を知りました。


  本の栞少し動かし旅終る   


旅に出ると、目に映るものすべてがまぶしくおもしろく、気持ちがふわふわしてしまって読書はすっかりそっちのけになります。それでも、何冊か持っていかなくては落ちつかない。まるでお守りのようなものです。読まなくても、そばにあるだけで、パラパラめくったりぱたんと閉じたりしているだけで満たされる、まことに本とはふしぎなものです。そうしたものにふさわしい栞、本を愛する人の相棒のような栞が作れたらな、と考えているところです。


写真は昨日のひろいもの、葉っぱの栞です。


「ヒロイヨミ」珈琲特集、恵文社一乗寺店iTohenで発売中です。どうぞよろしくお願いいたします。


 

追伸 Kieさんと山口さんの絵をみました。絵は人なりだなあ……、と